職人マツナガ通信

9月2日

M夫人のプロジェクトM、サッポロ黒ラベル号チューブ抜きです。
ぶった切ったフレームに残っているカーボンチューブを取り去ります。
まずはヘッドチューブ側。
こちらは、バーナーで全体をあぶって接着剤を焼いて接着力をなくします。
こうするとまあまあきれいに抜けてきます。
きれいとはいえ残骸がラグチューブ内側に残りますので、
それをリューターをつかってさらにきれいにしていきます。
お次は、バックフレーム側。
こちらは、取り去りたいチューブの近くに、
取り除かないチューブがあるので熱を加えるわけにはいきません。
どするかというと、
リューターでラグ内側に残っているカーボンチューブをすべて削り飛ばします。
カーボン粉まみれなり、かなり大変な作業です。
でも、サッポロ黒ラベル号再生のため、
マスクをして黙々と作業を進めていきます。
こうやって、新規のカーボンチューブを差し込めるように、
ラグチューブの内側を新品同様にできたら、
お次は治具を設計図にあわせてセットします。
治具がセットできたら、まずはダミーチューブを差し込んで、
治具にフレームをセット。
ちゃんと治具が設計寸法通りになっているかを確認します。
OKですね。