職人マツナガ通信

10月7日

ハンドル交換!
落車でダメージを受けてしまったSさんのハンドル交換です。
交換するハンドルはカーボンハンドル。
カーボンハンドルにレバーをとりつける時、
指定トルクでしめてもレバーが動いてしまうことがあります。
なので、いつもレバーバンドが当たる部分を、
サンドペーパーでやすって摩擦抵抗を大きくしています。
今回もサンドペーパーでやすってレバーをセット。
そうして指定トルクでしめます。
両レバーを手でもって、内側に押していくと、
ん~、動いてします。
これくらいの力で動くのは仕方がないか、っと思うのですが。
やはり、ちょっと不安。
今までボクが作業をしてきて、こうして力をいれて動かないのが基本。
これ以上トルクを増しては、カーボンが変形してしまう可能性がある。
カーボン素材同士の滑りに対して、
表面に塗ってカーボンファイバー素材表面の摩擦係数をあげて、
滑らなくするものがあるのですが。
これ今まで使ってみて、あまり効果を感じていない。
さて、どうするか。
そうだ、同じ方法を使えば止まるかも。
しかし、レバーバンドのハンドルにあたる面積は非常に小さい・・・・・。
まあ、だめでもともとということでやってみることに。
すると、見事にとまった!
指定トルク内でしめて、力をいれてもびくともしない。
ん~、これからカーボンハンドの場合は、この方法をとればいいのか。
いままで、なぜ気づかなかったんだ。