職人マツナガ通信

10月14日

ハブダイナモホィールつくり。
サーベロ駆るフィンランド人のKさん、
息子さんの通学バイクをハブダイナモ仕様に変更でお持ち込み。
このバイク先月紹介したダウンチューブポッキリ事件の後釜のバイクとなります。
このバイクをハブダイナモ仕様にとのご所望。
それも前後ライトともに。
フロントライトのみのハブダイナモホィールは何回か扱ったことがあるのですが。
この時は、前後ともにつかえるハブダイナモライトの商品がよくわからず、
かなり探しまくった記憶があります。
あるんですね、前後ライトともにつかえるハブダイナモライトが。
ドイツ製のブッシュ&ミューラーというブランドに。
今回もライトはこのブッシュ&ミューラーのものでいくことに。
リムのみをいかいして、あとは組み換えとなります。
ハブダイナモは、シマノ製のディスクブレーキ対応のもの。
ハブの寸法設計がかわるので、スポークも交換。
スポークの長さも、組み方により変わってきます。
ボクは、このスポーク長を出すときに使っている公式は、
ボクが二十才台で東京のアマンダスポーツでの修業時代に、
師匠の千葉さんからおそわったものをいまだに使っています。
千葉さんはその公式をドイツのバイクブックから見つけたといっていました。
当時はパソコンなどもなく、紙に書いた公式にあてはめた数字をいれて計算していました。
それから、数式記憶電卓ができ、パソコンができ、ということで、
今は、表計算ソフトにいれたこの公式に必要な数字をいえるだけで長さがでてきます。
さて、まずはフロントホィールのばらしからです。
一本、一本ニップル回しでニップルを緩めてスポークを外していきます。
手間のかかる作業ですね。