職人マツナガ通信

10月30日

ロングライド講習会!
本日初の試みでロングライド講習会と名を打ったものをやりました。
講師はスタッフサカマ。
まあ、講習会というよりも、皆さんとの情報共有会みたいなものにしていきたいです。
ロングライド時のトラブルの対処法や休憩のとりかたなど、
参加者のみなさんと喧々諤々と話し合われたようです。
お話の中で、ライド途中でチェーンが切れたときの対処法などもでてきました。
ボクの経験では、通常使用でなにもなく踏んでいてチェーンが切れたということはありません。
まず今のシマノさんのチェーンの構造でしっかりコネクトピンがはいっていれば切れるということはないとおもいます。
コネクトピンがちゃんと入っていなくて切れたという話したは何度か耳にしたことがあります。
しかし、ボクのジンセーの中で一度だけチェーンが切れた(ピンがはずれた)ことがあります。
それも、大事なレースの最中に。
ボクが二十台前半のころ、実業団のチームでレースをやっていた時です。
そのレースは、一軍と二軍の入れ替え戦みたいなレースで。
当時ボクは、一軍のぎりぎりとところで、これで後輩にまけたら二軍落ちというレースでした。
練習もバッチリ、バイクもバッチリという状況でレースに臨みました。
レースの三日前くらいに、チェーンも新品に取り替えました。
これが命取りになったようです。
レース当日快調にトップ集団ではしっていたら、
登坂の途中でいきなりクランクが空回転、なにもトルクがかからない状態に。
? はじめは何が起こったかわかりませんでした。
後を振り向くと、コース上に蛇のようにまっすぐに伸びたチェーンが・・・・・・。
まさか、まさかのチェーン切れ、それもこんな大事な時に。
ボクのレースはそれで終わりました。
当時のチェーンは、今のように専用のコネクトピンで止めるものではなく、
抜いたピンをそのまま生かして止める方法でした。
この止めがしっかりとまっていなかったのですね。
結局ボクは降格に。
そして、その後選手もやめました。
今しにして思えば、神様がおまえには選手の素質はないから、とっととレースなどおやめなさい、
っと言われたように思います。
今現在フレームビルダーという仕事につけているのは、
この時選手をやめていたからとおもうので、
神様の助言もまんざら悪くなったのかもしれません。