職人マツナガ通信

11月26日

点灯不良。
先日息子さんの通学のために前後ハブダイナモライト装備作業をした、
フィンランド人のKさんのクロスバイク。


そのハブダイナモライトの点灯不良でお持ち込み。
全く点灯しなくなってしまったとのこと。
各部を確認するが、断線などの症状はない。
前後ライトともに点灯しないので、
リアライトはフロントライトを経由して点灯するシステムなので怪しいのハブダイナモとフロントライト。
はて、さて、どうやって不良個所をみつけるか。
まずは、フロントライトの内部でコードの接触がきれてしまっていないか分解してみる。
ん~、問題なさそう。
するとハブダイナモか、しかし今まで扱った数は少ないですが、
シマノさんのハブダイナモで不具合は全くなかった。
さすがに電気のテスターまでは用意していない。
どうやって発電しているかをたしかめるか。
別のライトがあればそれをつなげればいいのですが、
まず当店ではあまり販売しないものなので在庫品はなし。
ライト、ライト、ライト・・・・・・。
そうだ、子供が学校の工作で豆電球をつかったものを、
つくって持って帰ってきた記憶がかすかすにある。
子供に確認すると、あった、あった、ありました。
ホィールをバイクから外して、ハブのガタとり作業用のフォークに取り付けて、
早速の電球をハブダイナモにつなげてみる。
すると点灯した。


ん~、すると問題はフロントライトか。
別のハブダイナモがあればそれをつなげればいいのですが、
こちらも在庫なし。
念のためこの状態で、使用していたライトもつなげ見てみると、
なんと点灯したではないか。
どうやら原因は、ハブダイナモにつなげるコネクタ内でのコード接触不良だったようだ。


バイクについた状態で、何度もつなぎ直してみたていたのですが・・・・。
これ、簡単な構造なのですが、差し込むのにちょっとコツがいるようです。
まあ、なおってよかった。
こういうやりなれない作業は、問題解決まで時間がかかります。