職人マツナガ通信

5月20日

渾身の一台。
Sさんのミヤタアルフレックス、「あんたは俺の相棒だぜ号」、
ブレーキケーブルがトップチューブに通らず。
こういう時は、ひとまず、一休み。
珈琲などをのんで、ヒートしたアタマを冷やします。
改めて再チャレンジ。
構造を想像する。
引っ掛かりの感じからすると。
どうも出口の穴付近に、ケーブルを穴へガイドするようなラッパ状のものがついているのでは。
インナーケーブルの先をちょっとまげて、そのラッパ上のガイドに沿うようにして通してみる。
何回かやっていると、通った!
ふ~、とりあえず穴と穴はつないだ。
通ったインナーケーブルにアウターケーブルを通していってみると。
お~、まだ引っ掛ってでてこない。
どうなってんだぁ。
引っ掛かりを想像して、引っ掛からないような方向に力をかけてアウターケーブルを何回も押してみる。
お~、やっと通った!
ん~、しかしなぜ引っ掛かったのか、なぜ通ったのか、釈然とせず。
まあ、結果オーライ、組を続けます。
最後に、ご指定のシクロベーションのバーテープを巻いて完成しました。
ふ~、渾身の一台です。
なんとか、オーナーの思いをカタチにできたと思います。
これから先、あと何十年も乗り続けてください!