職人マツナガ通信

11月5日

プロジェクトMを駆るトーキョーのNさん。
タイムにも乗ってみたいということで、組換えを仰せつかりました。
プロジェクトMをばらして、タイムに組み付けていくと。
クランクを取り付けて、いつものようにチェーンをとりつけて、
っとやっていって、クランクをまわしてみると。
ん?、何か重い。
一カ所引っかかるような重さのところが発覚。
今までみたことのない症状。
もう一度セットし直そうと、左クランクの締め込みネジを緩めると、
クランクはクルクル回る。
ん~、これって、クランクを取り付けるネジを締めてけるとクランクが変形をしているのではないか。
試しに、別の左クランクをとりつけて、やってみると、ちゃんと回る。
左クランクを外して,内側をみてみると、一カ所擦って、塗装がはがれているところがある。
これは明らかに、擦っているんでしょうね。
考えられる原因は、溶接構造のクランク、その一部がはがれてしまい、
ネジを締め込むことによって、変形をしてしまっている、のではないか。
いままで、パイオニアのペダルモニターを取り付けるために、
パイオニアにクランクを送って、検査してもらったら、ヒビがはいっていた、というようなことはありましたが。
ここまで顕著は症状は初めてです。
この業界にはいって、四十年近くになりますが、未だにこういう初体験があります。
ニンゲン一生勉強ですね。