職人マツナガ通信

11月10日

四国でプロジェクトMを駆るMさんから、オーダーフォークの問い合わせ。
最近下り坂のカーブで,ふくらんでしまうとのことで、
クロモリで少しオフセット量を伸ばして、クロモリフォークにすると、解消されるのではないかということ。
2011年に製作した図面を引っ張り出してみる。
寸法的な数字では、決してふらつくような数字ではない。
体重をうかがってみると、ご注文時とほとんどかわらない59kg。
フロントフォークは、イーストンのインチコラムのカーボンフォーク。
このフォークの自分でとったたわみテストの数字をみていると、
中のちょっとしたくらいの剛性でした。
Mさんの乗り方と、体重的には、十分な剛性があるとおもったのですが。
下り坂ででのカーブで、思った通りのコースをとれないのは、
フロントフォークの剛性不足だった、という過去の実績からかんがえると、
Mさんも、現在のカーボンフォークより剛性の高いクロモリフォークに変えると解消する可能性がでますね。
っということで、ご相談の結果、クロモリフォークをつくることに決定。
オーダーフォークなので、
フォーククラウンから、ブレードの肉厚、フォークの曲がり方までオーダー可能です。
さて、Mさんのフォークはどんなフォークに仕上がりますかね。