職人マツナガ通信

7月25日

日米富士。
今はなくなってしまいましたが(現在のフジブランドのおおもと)三十年以上まえぼくがサイクリングを始めた頃にあった、国内のバイクブランドです。
サイクリングを始めて間もない頃、渋いブラウンのクラッシックなデザインのロードレーサーがあり、
欲しくて、欲しくて、毎日、毎日カタログを穴があくほどみていた記憶があります。
そのバイクではないのですが、日米富士ブランドのロードレーサーOLYMPIC号が、
レストアでお持ち込みされました。
長い間納屋で寝かされていたとのことで、かなり傷みが激しい状態です。
細部を確認をして、再生はできますが、費用と時間がかかる旨をオーナーにご説明。
オーナーは、すごく思い入れの有るバイクなので、できるなら乗れるようにして欲しいというご要望でした。
オーナーは懐古趣味はないので、当時の部品でという希望はなく、
現在の部品を使用しても乗れるようになればよいと言うことなのでお受けさせて頂きました。
可能な限りついている部品を生かして再生してみるつもりです。
こんなに思ってもらえるバイクはシアワセですね。
思い出が詰まってしまうと物って捨てられなくなってしまいますよね。
今三人目の子供に使っているテーブル掛け用イス、もうそろそろ卒業なのですが、
これうちの子供全員が使ってきたものなのです。
ん~、捨てられるかな~。