職人マツナガ通信

9月23日

アサヒスペシャル号。
昨日の休日に以前より欲しかった、
明治末期に世界中を探検した人物を書いた本をみつけて、
喜び勇んで購入して早速読み始めています。
無銭旅行ということで徒歩によるものとおもっていたら、
なんと自転車もでてきました。
その本によると、この主人公以外にすでに1902年に自転車で世界一周旅行をした日本人がいたとありました。
この本の主人公は、宮田製作所(ミヤタ工業)から提供されたと書いてあります。
アサヒスペシャル号。
フレーム 21インチ
ギャ 前42T 後ろ16T
ハンドル 専売特許の上下自在式
サドル イギリス式一枚皮
ペダル 総ゴムつき
泥よけ 鉄鋼製
リム 鉄鋼ニッケル鍍金
ブレーキ 前特製ブレーキ 後ろコースターブレーキ
タイヤ ダンロップスペシャル浮き文字入り
道具入れ付き
フレームポンプ付き
という当時としては最新仕様だったそうです。
この自転車で世界を駆けまわったようです。
昔だから、そんなにお金がかからなくできたのかなと思いきや、
そんはことはなく、出発するための資金集めのスポンサーどりや、
旅行中の資金稼ぎなど、
探検旅行という華やかにみえる言葉の裏側の泥臭い事もかいてあります。
百年くらい前のことですが、
考える事もやっている事もそうかわりはないんですね。