職人マツナガ通信

11月25日

フレーム製作のための体系的方法論。

二つ目のテーマです。

(システム)設計、作図、材料の選択。
知識の獲得:本、人
本の読み方:文章の意味不明物の確認(本に書き加える)。

経営システム
ティラ-システム(管理に科学導入)
万能職長制度
職務の化学分析
職務の細分化
作業工程の合理化

フォードシステム
コンベアシステムの第一人者
工程の分析、部分の規格化、製品コストの低下。
職務の細分化→作業の自動化

市場調査(マーケッティングリサーチ)

という様な事がノートに書いてあります。
フレーム製作を仕事として成り立たせていくための実技以外の必要物の講義です。
本の読み方まで教えてくれています。
職人中の職人の梶原氏から経営システム、作業工程の合理化、マーケッティングというお話を聞くのは以外でした。
好きの延長線上だけでフレーム製作という仕事を選ぶ人がふえると、職種そのものの継続がむずかしくなるという危惧があったのかなと思います。これを書いていて思い出しました。以前読んだ”奇跡のリンゴ”という本、まず100%無理といわれたリンゴの無農薬栽培を成功させた人の話です。
無農薬栽培というと、ボクの頭の中では、自然にというイメージがあったのですが、全く違っていました。
徹底的な合理化と管理をすることで達成されていました。
無農薬栽培というと、なんとなく安心するというか自然にそくしていて、のんびりしいそうで、いいな~、という甘いイメージを持っていましたが、それを生業とするには、とでもない甘い考えなのだと思い知りました。
話はそれましたが、梶原氏はフレーム製作業は、溶接や機械加工ができるだけではダメなのだよ、それ以外にこんな事も勉強するんだよ、そういう覚悟はありますか? 
っと教えてくれたのだなと自分は受け取りました。