職人マツナガ通信

11月26日

フレームのデザイン・設計・技術論。
1983年9月11日 日曜日
東京赤坂 自転車文化センター。

一週おいて第二日目の講義です。

フレーム製作のためのデザイン理論
意味:観念の具体化→デザイン
    美術における計画
    美と工業の融合

目的:美と機能の一体化
   美は工業性において適合しなくては意味無し(生活に役立てる)

評価:よいデザイン
    自転車の場合:精神的価値
             いい記録
             イメージを起こさせる
             注目性がある
             象徴性がある
             知性と教養
             耐久性
             安全性

ということがノートに書いてあります。
ロードレーサーを美しい、カッコいいと人々が感じられるのは、
どういう要素がロードレーサーに含まれているのかを教えてもらった記憶があります。
自転車は道具なので、美しいだけではなく、道具として役にたたなければばならい、
ということもここで教わっているのですね。