職人マツナガ通信

12月18日

ルック。
2011年ニューモデルLOOK695本日納車いたしました。
このバイクはピラー、ステム、クランク一体型となっていて、
それぞれ専用品でないと使えないようになっています。
最近はフレームメーカーは、フレーム単体ではなく各パーツもこんな感じでセットアップしてくる事が増えてきました。
バイクは人が使う物なので、
当然ポジション合わせが必要になってくるので、
本来なら長さの調整が必要な部分をどうするかが、
各メカー設計者の腕の見せ所になりますね。
今回のルックはクランク長が170、172.5、175mmと三段階に調整ができ、
ステムは1本で2サイズ、たとえば80-90というようにシムを変えることで長さの調整ができ、
また上下は角度をー9°から13°まで可変できるように作られています。
ステムは純正品以外は使用できないのですが、
この辺りは設計者のコンセプトとして、
このひとかたまりで使って欲しい、という主張なのでしょうね。
見た目も取り付けネジが見えない設計になっています。
この、取り付け部分が見えないというのは、
バイクをきれいに見せるための、
また軽量化と同じく、
バイクをつくる上での永遠のテーマなんでしょうね。
ボクは昔、ブレーキシャフト直づけバイクをつくったことがあります。
これシャフトをフロントフォークとリアブリッヂに直づけすることにより、
ブレーキアーチ取り付けネジがなくなるんですね。
あのフォークの裏の穴がないんです。
確かに、見た目はすっきりしたのですが、
ブレーキの片効きをなくすには、スプリングの強さを変えなとできないのには参りました。
のっぺりと軽く、ロードバイクのキーワードでしょうか。