職人マツナガ通信

12月24日

ピナレロ プリマを駆るNさんから、
 シマノパーツの電動化のご依頼を受けました。
残念ながらアルミバイクのプリマはDi2ケーブル内蔵仕様に対応していません。
そこで、荒技登場です。
えい、や、っとフレームの必要箇所にDi2ケーブル用の穴をあけていきます。
ただあけるだけでは、強度面などで不安なので、
穴をあける際、補強になるようなものが残る場所を探してあけていきます。
一番大変な場所はBBの中です。
マッチ箱状のDi2ジャンクションがダウンチューブに入らなければならないため、
最初にあいている穴をひろげなければなりません。
これが、BBの中に刃物がはいりにくく、やっかない作業です。
BBの穴をひろげたら、ダウンチューブのヘッドの付け根に穴をあけます。
ケーブルストッパー小物が溶接されているので、
それを削り飛ばして、その土台を利用して穴をあけます。
あとチェーンステーもおなじように、ケーブルストッパー小物が溶接してるところを利用して穴をあけます。
シートチューブも位置を確認して穴をあけます。
これで準備完了です。
Di2ケーブルフレーム内蔵タイプフレームに変身です!