職人マツナガ通信

2月18日

図面作り。
Sさん、お尻(サドル)、手(ハンドル)、足(ペダル)位置は変えずに設計変更となります。
久しぶりに三角関数使って計算です。
シートアングルは一号機より1°30′寝かせます。
ヘッドチューブを動かさないとすると、18mm位後退するので、
15mmトップチューブを一号機より長くしました。
チェーンステーは、あえてギリギリまで短くせずほんの気持ち長めに。
ハンガー下がりはSさんのリクエストで、下げて欲しいということでしたが、
一号機ですでに70mmさげているので、
これ以上下げる事は、Sさんの乗り方にメリットがないので、
お話し合いの結果そのままでいくことに。
ご近所ということで、できあがった図面をみてもらいながら、
直接ご説明、こういうときはご近所さんというのは話がはやくていいですね。
スローピングの度合いは一号機と同じ設計にして、
シートエクステンド部分はプラス15mmのばすことに。
寸法関係はこれでOK、できあがりです。

2004年にプロジェクトMをつくらせて頂いた徳島のSさんがご来店。
仕事の出張でこちらにこられたとこのこと。
バイクは調子よく乗り続けて頂いているというお話でしたが、
乗り慣れてくると、ロングライドでの疲れなさはバッチリなのですが、
踏み出しの軽さがもう少しほしいという欲求がでてきたそうです。
早速、お帰りになってからオーダーシートをひっくり返してみました。
Sさんのような体型でこの組み合わせでいくと、
こういう事もあるということを確認しておきました。
オーナーの声が一番の勉強になります。
また、Sさんも、めおとサイクリストで、奥様も乗られることで、
150cmの奥様用に700cのプロジェクトMは可能かと質問をうけました。
オーダーシートをひっくり返し、149cmの方のをお見せして可能ですよとおこたえしました。
今は650c(26インチ)を使われているようで、
何かと不便なので、Sさんと同じ700cにできたたらということでした。
ちなみに、奥様はヒルクライムでは、Sさんを尻目にガンガンいってしまう豪腕ならぬ豪脚の持ち主とか。
バイクを変えたらもっと速くなってしまうかもしれません・・・・・・。