職人マツナガ通信

2月19日

部材選び。
図面ができたら、部材選びです。
*強度面が問題ない範囲で、大きくBBがウィップするフレーム。
*一定ペース(時速20kmくらい)で登る時に疲れないフレーム。
*加速性能、高速の巡航性能は不要。
バネの感じは重視。
*サドルの後ろに座って、11時から5時の間に、回転方向に一定のトルクを加えるイメージでペダルを踏む。
*ダンシングは一切しない。

これがSさんからのリクエストです。
これだけ好みがはっきりしていればつくりやすいとえますが、
また逆に、イメージがハッキリあるので、ズレはすぐに感じられると思いますので、その分難しい、となります。
一号機の部材をご説明しながら、
違いをまじえて私が選んだ部材ご説明。
ダウンチューブは、一号機と同じ80tカーボンを使いながらチューブの肉厚をうすいものに。
シートチューブは、一号機の40tカーボンから、80tにあげて、肉厚はうすいものに。
トップは一号機と同じ40tのものですが、肉厚をうすく。
チェーンステーは、一号機と同じニッケルクロームモリブデン鋼の0.7t。
シートステーは、外径16mmパイのものから14mmパイと落として、肉厚は同じ。

フォークは、ダンシングはしないということで1インチに。
という仕様にまとまりました。
やらかすぎるかなと少し心配したのですが、
Sさん、なんと一号機を製作したときから体重を5kg落として、現在57kgという軽量級。
これを聞いて、選んだ部材に自信を持てました。
さて、丁とでるか半とでるか、勝負です。