職人マツナガ通信

7月29日

こだわり。
シマノ7970 Di2 電動コンポーネントを組み付けるといつも思い出すことがあります。
Di2の心臓部、コンピュータが入っている4cm×1.5cm四方のプラスチックボックスを、
ブレーキアウターケーブルに、タイラップヲを利用してとめます。
タイラップは、締め上げる部分の爪があるところがどうしても四角い固まりになってしまいます。
シマノさんは、この四角い頭がちゃんと内蔵されるように、
コンピュータ部のプラスチックボックスに、きっちり収まる溝が付けられています。
これにより、このボックスはこーどだけでブレーキアウターにとりついているように見えます。
この小技のことを、
シマノさんがDi2発売時に開いたセットアップ講習会で説明を受けました。
その時の、講師を務めていたシマノさんの技術者が、
”これにはものすごくこだわったので、必ず、必ず、指定のタイラップを使用してこの穴に埋め込んでください。
くれぐれも、切りっぱなしにしないでください。”
と妙に力説していたのがとても印象的でした。
よほど、こだわったのでしょうね、製作者として。
是非、是非、みなさん、見かけたときは見てください。
こんな、ところにもきをつかっているのか、っと。