職人マツナガ通信

11月22日

From 徳島。
先日納車いたしました、徳島のMさんよりお便り頂きました。
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本日待ちに待った“Project
M”初乗りへ行ってきました。普段登っている、徳島・香川県境の大坂峠という300m程度の峠です。
今日は北西の季節風が強く、初乗りインプレには不向きですが、とりあえず乗った感想でも・・・
最初に乗って感じたのが、踏み出しが軽いです。今日は風が強く大坂峠までは向かい風だったのですが、信号でのスタートの時とかの踏み出しが軽いような気がします。そしてトップスピードまでの加速時間が早いような。。。(あくまで自分の中でのトップスピードであって、スピードそのももが5キロも10キロも速くなった訳ではありませんが・・・笑)
とにかく今日は風が強すぎて峠の登り口に着く頃には既にヘロヘロ状態。肝心のヒルクライムのインプレは何処まで正確かわかりませんが・・・
登りでは加減速を繰り返したり、インナー/アウターを繰り返しながら登ったりしましたが、弾性率80tの剛性を感じる事は今日の段階ではありませんでしたね。LOOK585もBB周りはカーボンフレームの中では剛性の高い素材を使っていたと思います。
シッティングで軽めのギヤでケイデンスを90rpm前後で回すととても軽やかな走りになるような気がします。そして時々ですが背中を誰かが押してくれているようにすーっと前に出るような錯覚に陥ります。重めのギヤで60rpmとか、ダンシングではあまり感じませんでしたが・・・
そういう意味では要求通りのフレームになっているのでしょうね。
あと、乗り心地は良いですね。手組みの32Hのホイールという事もあるのでしょうが、高い弾性率からイメージする“硬い”という感じは無かったですね。LOOKと同じようか感じでした。(今日は75km程度しか走ってませんが・・・)
とりあえずはこんな感じでしょうか?
またこれから乗り込んで気が付いた事があったら連絡します。
添付の写真は峠にある展望台で撮った写真です。後ろに見えているのが奥様の故郷の香川県です。ここからの風景が大好きでいつも休憩しながら写真撮ってます。お天気が良い時は本州まで見える時もあります。
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素材特性からなのでしょうか、
ボク自身が自分でつくったバイクを乗ってそう感じたことなのですが、
乗り込めば乗り込むほど、身体に馴染む感があります。
人馬一体感というのでしょうか。
ただし、これ乗り込んでいいって、
ある時ハッと気づくようなことなんですね。
あの時の感覚をもう一度体験できるくらい乗ってみたいなぁ~。