職人マツナガ通信

イタリア就職記 (1)

そもそもなぜイタリアかというところからお話始めますね

当時ボクは29才、フレームビルダーという仕事について10年近くたっていました。
この間、東京のアマンダスポーツで幸いにして、日本の主立った選手のフレームをかなり製作させてもらいました。
当時まだカーボンフレームが一般的ではなかったので、いち早くカーボンフレームをてがけていたアマンダスポーツに、実業団チームの有力選手から注文が集中してました。
(スポンサーの関係でポッシャちゃたのですが、ツールでベスト3に入る選手からの注文もはいって、実際にフレーム製作して発送直前までいったこともありました。)

直接選手と話し自分で設計して製作して、できたものの感想を選手から直接聞けるという、日本にいては最高の環境で仕事と勉強がで来きたと思います。
そんな感じで、自分の中で日本で勉強出来ることはかなり学んだな、(実際は掘り下げればもっともっとあるはずなのですが)という飽和状態のような気持ちが芽生え始めてはじめてました。