職人マツナガ通信

アメリカ放浪記 (11)

アメリカのフレームビルダーにあって、シゴトぶり見て、いちばんちがうなと思ったのは、完全自家製産なのですね。
僕らは通常、塗装は外注におねがいするのですが、彼は自分のところでやってました。

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なんとメッキ加工まで!
写真はエンドメッキをかけているところです。
そのほか、フレーム製作に必要な、補強板と小物るいも自分でつくってました。
これ、まわりにそういう関連業種がなかったからとおもいますが。
(まわりはトウモロコシ畑)
これみて、さすが、パイオニアの精神が流れる国のヒトビトだな、
と感心した思い出があります。
 
ないものは、自分でつくってしまえばいい。
でも、これ、ボクが日本でフレーム作りを勉強させてもらった、
アマンダスポーツの千葉洋三氏の考えそのものなのです。
こんな事を考えると、ボクは日本で勉強していたときに、
すでにアメリカにあるものも勉強していたんですね。
でも、ほんの少しみたただけで、判断してしまうのは
全くの見当違いの部分もあるとおもいますが。
 
こんな感じで2週間位通いましたかね、せっせと自転車で。
アメリカ放浪記 (12)