職人マツナガ通信

6月28日

さて、さて、フレーム作り。
もちろんオーダーフレームは、
お受けした順番で作っているのですが、
どうしても材料がそろわない場合は順番がかわってきます。
100%カスタムメードなので、素材も生産量のわりには、
たくさん持っていなければなりません。
今も伊太利亜や仏蘭西からの到着待ちがはいってます。
発注時はエアーで飛ばすといっていたのに、
納期を問い合わせてみると、今はお船の上だよ。
・・・・・・・・・・・。
全く伊太利亜の御仁って奴は。
ね、納期が遅れるのはボクのせいだけはないのですよ・・・・・・・、お待ちのみな
さん。

というわけで、今回の製作はちょっと順番を飛ばして、
メインチューブカーボンとカーボンバック・クロモリチェーンステーという仕様車。
ボクと15年近いお付き合いいただいているライダーで、ボクのフレームは二台目。
(実に一台目は、補修しながら15年くらいのった!)
長い年月で体型も成長して体重80kg超に。
でも、乗り心地はシャキシャキ進む反応のいいバイクでなきゃだめ、というリクエス
ト。
今回はこの体重が功を奏したというか、
高剛性向けのカーボンバックのみが在庫があったので、製作とあいなりました。
昔から乗っているだけあって、細かい仕様もオールドファッション風。
リアエンドに、すでに廃盤になったカンパニョーロのエンドを指名されてきました。
いまどきいないです、これを希望する方は。
クロモリフレームの全盛時代は、エンドは、カンパだシマノだシュパーブだと色々選
べたんですよね。
最新のカーボンバックに廃盤のロードエンド、
さあ、どうやって組み合わせるか、
また、また、考える、考える。

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