職人マツナガ通信

7月23日

ホィールの仮組。
リム、ハブ、スポーク、バラバラの状態からまずはホィールのカタチにする作業で
す。
完組が当たり前の昨今ですが、
少し前まではこの状態から組み上げるのが普通でした。
組み方も、ラディアル、4本取り、6本取りなどいろいろあります。
乗り手の体重や使い方にあわせて組み上げたものです。
ボクがはじめてこの仮組をやったのは、
おそらく中学一年生の頃と記憶しているのですが。
世の中にはチューブラーというものがあって、
選手たちはみなそれを使っていると、物の本から知り。
ん~、ほしい、絶対欲しいチューブラーということで、
チューブラーリムを買い、
四苦八苦して(多分何日もかかって)組み替えたような気がします。
今はこの仮組までは、スタッフに任せるのですが、
なかなか一筋縄ではいかない。
ぼくなりに組み方のコツを教えるのですが、
今となってはどうしてできないのかが思いよらない。
組み上げてはばらし、また組み上げてはばらし。
まあ、ボクもそうやって大きくなってきたのだ。
根気よく覚えてもらうしかないですね。

2017101317722.jpg