職人マツナガ通信

8月25日

できあがったラグパートをロー付け(溶接)していきます。
ロー付けというのは、つけたい材料は溶かさないで、
ロー材というつなぎ手になる介在物で材料間をくっつけます。
アルミフレームに使われている溶接は、
材料を溶かしながら、さらにつなぎになる溶接材もたしてつけていきます。
どれだけ綺麗につけられるかというのが、
腕になるのですが、
最近は機械溶接のほうが均一に作業するということにおいては上のものもあるようで
す。
ただ機械にしろ人にしろ、
自分が何をつくっているかということを意識しながらものをつくるとつくらないとで
は、
できあがってきたものは違うと思うんですよね。
ボクの場合でしたら、ロー付けをしていても、
ここは応力のかかるところだから少し多めにロー材をもろうとか、
ここはすくなくていいとか、
そんな事を常に考慮しながら毎回作業します。
ケーキ屋さんなんかも、機械や何をつくっているか意識しない人がクリームをのせて
いくのと、
思いを入れた人がクリームをのせるのとでは、
きっと食べやさとかも違ってくると思うんです。
いかに自分のシゴトに思い入れられるかというのは、
いかにそのシゴトに惚れられるかということにつながるんじゃないでしょうかね。

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