職人マツナガ通信

1月21日

SBTMでは、ハブのグリスアップを行ったときの、最終のガタとり作業は、専用のフォークを使います。

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この作業用に特別に作った、リアホィールがはいるフォークです。

これにホィールをセットして、リムを上下に揺すってガタをみます。
ガタをみるときの注意点は、クイックレレバーの締め付け具合で、ガタの出方が変わってくるので気をつけます。
ハブの締めあいも、新品、使い古されているものによって、
多少渋くしたりします。
乗り出してすぐにガタがでてしまっては、よくないですから。
ハブの締めあい構造も、シマノ、マヴィック、カンパニョーロ、イーストンといろいろありますが、
個人的には、ガタとり作業は一番やっかいなのですが、
シマノさんのダブルナット方式が一番信頼できて好きです。
まっ、いわゆる昔からの構造なのですが。
この作業も昔は自転車屋さんの腕の見せ所でした。
今は、マヴィックやカンパニョーロなどは、特別な技術は要らなくなってしまいましたね。
でも、ガタがあるかないかを見極めるのも一つの技術かな。