職人マツナガ通信

3月31日

接着作業の最初は、ラグパートの接着面のしたごしらえからはじまります。
接着剤が塗布されるところを汚れを取り除きピカピカにします。
それができたら次はカーボンチューブのカッティング作業にはります。
まずは図面の長さにカット、末端をつきあわせ角度に削り、
実際にフレームをセットしながら微調整していきます。
ラグに隠れてみえない部分もちゃんと突き合わせ角度にカットされています。
すべてのカーボンチューブの長さが調整できたら、いざ接着剤塗布となります。
接着剤の塗布もムラがないように一カ所、一カ所しっかり確認しながら塗っていきま
す。
接着剤が塗布できたらそれをラグに差し込んでいきます。
これちゃんと差し込んでいく順番がありまして、
順番を間違えるとどこかのチューブが入らなくなってしまい自転車のカタチにできま
せん。
こうやってセッティングできたら、最終の寸法チェックをおこない、
いざ加熱となります。
使っている接着剤は、エポキシ系の熱硬化たいぷなので熱をかけなければいつまでも
グニャグニャしています。
さて、カタチになりましたよ、T梨さん。

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