職人マツナガ通信

5月28日

PCD110 カンパニョーロ 11スピード用 5アーム 46Tと34T。
以前ここに書いた、プロジェクトMのオーバーホールでお持ち込みのHさんのカンパニョーロアテナコンポ用フロントギャ板です。
ストロングライト社製ということで、純正ではないので、なんどもこの規格確認をして発注をしました。
これだけ条件が完璧に揃っていれば、取り付けはなんなくいくと思っていました。
が・・・・・・・・・。
いざ取り付けてみると、素直にはとりつかない・・・・・・・・。
カンパ特有のクランクの裏側から取り付けるネジが、インナーギャ板にはいらない・・・・・。
んな、バカな・・・・・・・。
確認してみると、明らかに、純正品より径が細い。
なんてこった・・・・・・。
このギャ板、カンパ用ということなので、まず違いはないはずなのですが。
もしかしたら、古いカンパはこの径だったのか。
もう調べてもしょうがないので、とにかく使えるようにすることを考える。
ギャ板の穴をひろげるのはやめて、ボルトを加工することに。
純正のボルトは使えないので、通常よりネジ部のながい、トリプル用の5ピンボルトを用意。
ギャ板のネジの皿の部分が埋まる部分も径が小さいので、
トリプル用の5ピンの皿の部分を旋盤で削って径を小さくしていく。
これで無事にギャ板にネジのアタマが収まった。
ふ~、無事に装着。
しかし、なぜ規格がちがっていたのだろうか。
藤下さんに、昔の規格にそのようなネジがあったかを確認してみよう。

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