職人マツナガ通信

9月24日

先週に続き、今週も世の中三連休。
日本は欧米型のロングバケーションはないですが、こういうちょくちょく休みが多い
のではないでしょうか。
年間休日をトータルするとあまりかわらない気がします。
ボクは、ちょくちょく休みよりバーンと休める方が好きですね。
ただし、ロングバケーションもちょくちょく休みもとれいないような現状ではどちら
でもいいから、お休みほし~ぃ。

ボクのつくるオーダーフレームは、嬉しいことに今のところ100%オーナーに、そ
れまで乗っていたものとの違いを体感してもらい喜んでいただいています。
また、嬉しいことにリピーターも結構います。
だまってのれば、10年とか8万キロ(今までの実績なのでもっとのびるかも)とか
乗れるのですが、
違った乗り味のものがほしくなったとか、走り方がかわったのでそれにあわせたもの
をつくってほしいとか。
中にはいろこりなものを乗り継いでまた戻ってきたという方もいらっしゃいます。
ボクがつくる自転車は突拍子なものはなく、あくまで基本に忠実なものです。
もう何十年も前に実走行中の自転車のどの部分に応力が集中するかとかいうデーター
がでています。
今ではコンピューター解析ででるとは思いますが、数字はあまりかわらないのではな
いでしょうか。
ですからどの部分を強くすればいいか、どの部分は弱くていいかはもう何十年もか
わっていないと思います。
ブランドバイクは毎年ニューモデルということで、あの手この手と手を替え品をかえ
してきていますが、本質的なチェンジというのは本当に大変と思います。
ただし、自転車はおもちゃですから、実用的な面だけではおもしろみがなくなってし
まいますよね。
そういう意味では毎年のモデルチェンジというのも買い手の楽しみとしての意味はあ
ると思います。
どのメーカーももちろん製作者はいいものをつくろうと躍起になっているはずなの
で、それぞれにいいところがあると思いますが、
一番難しいのはエンジンが人間という事ではないでしょうか。
何CCのエンジンをのせるのか分からずボディを作らなければならないのですから。
おそらくこの辺りが、ボクが基本に忠実につくっただけのものが、今まで乗っていた
バイクとの違いを体験できる要因のひとつではないでしょうか。