職人マツナガ通信

10月20日

今年も大阪のNさんから、丹波の黒豆枝豆送って頂きました。
つくばでは手に入りにくいこの季節はずれの枝豆、枝豆フリークとしては何とも嬉し
い限りです。
早速、ビールでいただきました。
季節はずれの枝豆が疲れちまったカラダにしみいります。
あ~。

”自分は人の倍のスピードで自転車選手生活をしてきた”
田代選手自身もこういっていましたが、端から見ていてもまさにそんな感じでした。
本人の、とにかく回り道はできない、無駄はゆるされない、失敗はゆるされないとい
う思いが彼の行動をみているとひしひし感じられました。
人の倍のスピードでいくには、人の倍やることをやらなければならない。
確かに田代選手はやっていました。
ただし、この倍というのは量的なものではなく質的なものだとおもいます。
目標がきまると必然的にやることがきまります。
このやるべきことを100%こなす。
当たり前の事なのですが、これがなかなかできないじゃないでしょうか。
当時のリマサンズ厚木の選手でも、今日は何があったから練習できなかったとか、何
かにつけては浅田監督が作ってくれた練習メニューをたった一週間でも完璧にこなせ
なていなかった事がみうけられました。
田代選手はこの、その日にやるべき事を100%こなす、という事をやっていたと思
います。
(逆に120%くらいやってしまって調子悪くしていたかな)
ですから、田代選手から、
”自分は特別な素質もないし特別な事もしていない当たり前の事を当たり前にやって
いるだけなんです、誰でもやれるじゃないですか”
こんな言葉を聞いた事があります。(まあ、この素質がないと感じられるのは素質の
ある人だけなのですが)
その言葉をきいて、じゃあその当たり前の事を当たり前にやるにはどうしたらできる
のかな?という質問をしてみたら。
”生活すべての中での優先事で、自転車レースに関することを第一優先にさせること
です、自分はそうしています。”
と田代君にしてはめずらしく、キッパリ、ハッキリ、しっかりと自信をもって答えて
くれました。
本人は当たり前といっていますが、この当たり前を続けていくのは相当に大変だった
んでしょうね、言葉の裏にそう感じ取れました。
とにかく、このリマサンズ厚木に加入した当時は、猛ダッシュで駆け抜けていた、そ
んな時代じゃないでしょうか、ボクにはそう見えました。