職人マツナガ通信

12月22日

最近女性ライダーが増えてます。
本日もロードバイクに初乗りというレディースライダーの納車がありました。
ポジションあわせから取扱の説明で車輪の着脱をお教えしているとき、

ボク ”後輪をはずすときのコツとして、チェーンを前のギャと後ろのギャを一番小
さいのにいれします。”
レディースライダー ”ギャってどこのことですか? 大きい小さいというのは何が
大きい、ちいさいなんですか”

そうなんですよね、はじめての人にとっては、ギャとはどこか、ギャが大きいという
のはどの部分が大きいと大きいというのかなども知らないのが普通なんですね。
ここから説明を始めなければいけないんですよね。
自転車にどっぷりつかってしまうとついつい見逃しがちになってしまうこと。
現場でやるとこういうことに気がつけるので、いつまでも使い手の気持ちを勉強でき
ますよね。
こういう小さなことなんですけど、こういう事に気をまわすという所作がフレーム製
作などの作業にも影響してきます。

藤下さん(http://www.sbtm.jp/advisory/top.htm)もすでにキャリア30数年にな
るというのに未だに取材も自分でいくし、パーツやフレームの善し悪しは自腹をきっ
て試しているし、SRM(http://www.sbtm.jp/lounge/srm.htm)では一緒に走って
直接乗っている人たちの声を聞き入れている。
現場から情報を得るという姿勢は本当に重要と思います、特に歳をとってくると必然
偉くなってくるし身体は重くなって動きは鈍くなってくるし・・・・・・。
また昨今はインターネットという膨大な量の情報収集機会がふえて、その情報で自分
では経験していないのに経験したかのような錯覚においちってしまう頭でっかちにな
りやすいですからね。
藤下さんみたいな現場の人が書いた本というのはひと味もふた味も味わいが違うん
じゃないでしょうか。
というわけで、藤下雅裕著 「ロードバイクビギナーズ3」好評発売中(1,365
円)です。
当店でも販売しておりますのでよろしくおねがいします。
(藤下さんの一言いりサイン入りも好評ですよ、こちらは要予約です)