職人マツナガ通信

5月29日

フレームのカタチなりましたら、フレームを治具から外してお次はボトル台座接着と
ラグのピンホールうめ作業です。
さらにS夫人はピラー径の指定もありましたのでご希望のピラー径をカーボンチュー
ブにあわせてアルミの削り出しでカラーをつくりそれを接着します。
このフルオーダーメードバイク、実際の作業の修練も必要ですが、それと同じくらい
大切なのがオーナーの意向をくみ取るという作業だと感じてます。
オーナーがこのバイクに何を求めていのるか、カタチなのか、乗り心地なのか、希少
性なのか。
そういう情報をできるだけオーナーから引き出し、整理してプライオリティをつけて
いく。
こういう作業をして自分自身の中に、作るべきバイクの姿がみえてきます。
世の中には、ブランドバイクがあふれています、その中でわざわざオーダーをしよう
というのですから、必ずなにかオーナーのこだわりがあるはずです。
でもオーナーもなかなかご自身の希望をハッキリと言葉にすることは難しい時もあり
ます。
そんな時は今乗っているバイクだとかバイク以外のいろいろな会話のなかから、オー
ナーが秘めている望みを引き出していくようにします。
この作業も製作をする技術と同じように修練が必要だとおもいます。

でもこのオーナーの望みを引き出すというのは、オーダーバイクに限ったことではな
いです。
ブランドバイクでも同じ事ですね。
スポーツバイクを買おうと思うんだけど、何をえらべばいいのかわからない。
そんな時には、ブランド志向なのか、おこずかいの上限が決まってしまっているから
予算が大事なのか、ご自身の使い方にあったものが一番なのか、素材こだわるのか、
ポジションにこだわるのかなど会話を通してオーナーのご希望を見えるようにしてい
きます。
こういうことができのが専門店である由縁だとおもいますし、存在理由でもあるとお
もいます。
技術と同じように相手がなにをもとめているのかを知る術を知る、修練します。

治りかけた風邪、また復活気味。
咳はとまったのですが、今度は喉がはれていたい。
微熱があるのか関節や腰までいたくなってきた。
この程度の風邪、自己の免疫力で撃退出来ないとは、
ぐやぢい。
明日もう一度医者いくか。

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