職人マツナガ通信

1月21日

フランス マヴィック社のセミナーでトーキョーへ。
本日朝か晩まで、座学と実技と丸一日かんづめ状態でした。
座学のなかのひとつにマヴィック社の歴史がありました。
1889年ブリキ工場として立ち上がったとのこと。最初からリムやさんではなかったんですね。
1934年はじめてジュラルミンのリムを製作、ツールドフランスに試用されたそうです。なんでも当時はリムは木製でないといけないという規則があり、ジュラルミンに木製にみえる塗装をして使用したそうです。でジュラルミン製自転車用リムという特許をとったそうです。
製作工程なども画像をまじえてレクチャーされましたが、自分がイメージするところの工場というより家内制手工業という印象をうけました。
生産量や品質管理に関して多少は問題あるのかもしれませんが、昨今の製作者が見えない商品よりは、好ましい印象でした。
セミナー終了後、まさにとんぼ返りという感じでつくばの仕事場へ引きかえして、どうしても本日中にすませなければならないこと終了して帰宅。
地下鉄の乗り継ぎで移動したのですが、どうも人混みの中を歩くのが下手になったような気がしました。
もともと人混みは大の苦手でしたが、普段ほとんど人混みのなかをぬって歩くというような状況がなくなったせいか、はたまた歳のせいか、とにかくしんどかったです。
くたくた、妙に疲れた一日でした。

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