職人マツナガ通信

2月28日

2月最後の日。
今週は、月末、週末、来冬のウェアの発注締め切り、雑誌広告の締め切り、製作フレームの塗装発送、メーカーのセミナーといろいろな締め切り事がかさなりさらにいつもより一ヶ月の日数も少なく、久しぶりに毎日午前様が続きました。
少々ぐったり気味。
余裕がなくなるとカリカリ度アップするようなので要注意です。

最近の新聞に”弁当男”がはやっているとのっていました。
なんでも自分でお弁当をつくって会社へもっていく男性のことだそうです。
なんだよいまさら、自分なんか20年前にやってたぜ、などと少々得意に思いながら読みました。
ボクが自分に自分で弁当をつくりはじめたきっかけは、偶然見たTV番組でした。
その番組は、独身男性が食のこだわりから自分でなっとくのいくものをつくる、というような内容で、
晩ご飯につくったものがのこってしまいそれをお弁当にしている光景がでていました。

内容の本筋はいかにこだわった食事をつくるかでしたが、
ボクには、晩ご飯ののこりをお弁当にできるのか、ということのほうが目から鱗がおちるおもいでした。
百戦錬磨のおかあさんからすれば当たり前の事だと思うのですが、
一人暮らしをはじめてまもない右も左もわからない自分には衝撃的でした。
でもって、すでに晩ご飯は自分でつくっていましたので、
すぐに晩ご飯のおかずを二食分つくっておいて、お弁当にもっていくことをはじめました。
以来、結婚するまで弁当男やってました。
ボクの場合は、食のこだわりも味のこだわりもなく、バランスよく食べられればそれでよしなので、継続できたのでしょうね。
とても人に食べさせられるものをつくっていたとは思えませんので。