職人マツナガ通信

6月28日

カンパニョーロ。
いわずとしれたイタリアのバイクパーツ老舗銘ブランドです。
画像は、カンパニョーロのブレーキアーチを止めるナットです。
よく見ると、端面に”CAMP”という刻印が入ってます。
ネジ1本まで、俺たちの商品なんだよ! という主張が聞こえてくる気がします。
ろくに勉強もしていないので簡単に文化の違いというようなことはいえませんが、
典型的なニホンジンの自分がかんがえると、こんな刻印をいれるくらいだったら、
必要十分な適合製品をみつけてコストダウンして価格をさげたほうがいいじゃない、と考えてしまいます。
手間をかけてコストも上がり販売競争力はおちるが自分らの姿勢をつらぬくか、
手間をかけずにコストをさげて販売競争力を強化するか。
いい悪いは別として、ものつくりの姿勢というものを考えさせられます。
正確無比な国内ものとちがいいろいろな癖はあるとおもいますが、
こういう心意気を買っているのではないでしょうかね、カンパニョーロユーザは。
本日もそんな心意気を買っていただいたイタリアンバイクを納車させていただきました。

もちろんそんな心意気を台無しにしないよう入魂の組み上げをしました。
カンパニョーロ、あ~あカンパニョーロ、カンパニョーロ。

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