職人マツナガ通信

9月17日

只今松永クレイマークレイマー状態です。
(勿論映画の過程とは全然違う理由なのですが)
少しの間この通信不定期になるとおもます。
ご勘弁ください。

自身のドタバタで気がつきませんでしたが、ツールド北海道終了しました。
エキップアサダ監督率いる、エキップアサダ・メイタン・グラファイトデザインチームが完全優勝をさらったようです。
おめでとう!
以下、チームからのインフォメーションです。

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【レース総括】
今年勝利に恵まれていなかったチームは、欧州でプロツアーとしのぎを削っているというプライドを賭けて「圧倒的な勝利」を目標にツール・ド・北海道に臨んだ。チームのモチベーションは非常に高く、選手、スタッフ、監督共々負ける気がしないと云う程の気合で全6ステージを駆け抜け、無事総合優勝、ポイント賞、山岳賞を獲得する完全優勝を成し遂げた。
北の大地にて「ツール・ド・フランス」に出場する目標をぶち立てた大胆不敵なチームの迫力をお披露目出来たと思う。
宮澤崇史は昨年に引き続き総合優勝を果たし2連覇を達成。以前ツール・ド・おきなわでも2連覇を達成しており、「伊達男」の次は「2連覇男」としての地位を強固なものとした。次の2連覇はジャパンカップ辺りを期待したい。
清水都貴も無事山岳賞ジャージを最後までキープ。2位の青柳憲輝(法政大学)に迫られて、「学生に負けちゃうかも、、」とプロとしてあるまじき焦りを露わにしていたが、何とか面目を保った。宮澤の総合を守ることよりも、学生選手に対してのプライドを優先させるのではないか?とチームはヒヤヒヤものであった。
そうそう、ポイント賞のジャージに関しても全ステージ宮澤崇史が独占。伊達男としては、「青」も似合う所をアピールしたかったと思うが、北海道では「緑」が一番!
福島晋一は相変わらずの“レース内監督”ぶりでチームをまとめる大役を果たした。レース中に空からテレビ中継を見ているんじゃないか?と思えるほどのレース眼を発揮し、総合勝利を手繰り寄せた。そうそう、もう昨年引退した晋一の弟の相沢(福島)康司の動きだけは、晋一も予想がつかなかったそうだ。
増田成幸は気合の入り方がレース前の顔に出やすい選手だ。彼が気合の入っている時=チームが何かをやらかす時。大きな動きを取る日のチームは相手チームに意図を探られまいと、レース前から増田にサングラスを掛けさせる作戦を取った。しかし彼がサングラスを掛けているという事は、チームが何かをやらかす、という事になってしまうのではないだろうか?その作戦はどうかと思う。
菊池誠晃は、たまに思いもよらぬところで千切れたりするが(笑)、しっかりと集団に戻ってくるしぶとい選手だ。初めから千切れなきゃ良いじゃないか!という突っ込みは絶対にしてはいけません。全日本選手権のしぶとい独走も彼の持ち味が大いに出たレース。最後までリーダー陣のアシストの大役を鉄壁の如くこなしチームに大きく貢献したマチャも一回り大きくなった。
ツール・ド・北海道の勝利は、こんな個性的な選手達と、彼らに負けないほど個性的な監督&スタッフがひとつの目標を頑なに目指した結果だ。
回の結果、そしてこれから打ち立てられる結果の数々は、全てが「ツール・ド・フランス」へと通じています。
この後のEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、10/4-10の「ヴエルタ・ア・チワワ」(バルベルデ等が出場)、10/25の「ジャパンカップ」、11/7-8の「ツール・ド・おきなわ」と特別なレースが続きます。
引き続き応援のほどお願い申し上げます!

-浅田顕監督のコメント:

「まずツール・ド・北海道の完全勝利にあたって、選手、スタッフ、スポンサーの皆様、応援を続けてくださるファン、後援会の皆様、そして彼らを支えるご家族の皆様に心より感謝の意を表させて頂きます。さらに北の大地を舞台に雄大なレースを開催して下さった運営委員会、現地ボランティアの方々にもチーム一同、感謝を致しております。

そして、世界で戦う日本人ライダーに特化した最高の製品を供給下さっている梅丹本舗さん、グラファイトデザインさんにも最大の感謝の意を称させていただきます。実際彼らがいなければ今日の勝利は実現していません。ツール・ド・北海道は欧州を主戦場に、ツール・ド・フランスに出ているプロツアーチームを相手に戦っている我々にとっては、絶対且つ圧倒的に勝たなければ示しのつかないレースでした。勝ち方にもこだわり完全優勝はチーム全員が思い描いたものであり、それを実現させた選手達は日本自転車界の宝であり、日本人ライダーの強さを世界に見せつける使命を負った侍です。これからも夢を現実に変えることが出来る!と皆様に信じていただけるような勝利を量産して行きますので、ジャパンカップやツール・ド・おきなわの会場に是非足を運んで、皆さんの熱意を選手達に注ぎ込んでやって下さい。これからもEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインの活躍にこうご期待下さい」