職人マツナガ通信

11月20日

いよいよ接着剤塗布です。
一本、一本長さの微調整が終わったら接着剤塗布作業です。
まず、カーボンチューブのすべての接着面をペーパーヤスリで磨きます。
磨き終えたら、ラグパート、カーボンチューブの接着面すべてをパーツクリーナーよく脱脂します。
作業は薄手のゴム手袋を使用して行い、肌の油もつけないようにします。
最後にエアーガンでラグ、チューブをよく吹いてゴミを取り除き接着剤塗布となります。

接着剤は、ラグの接着面、チューブの接着面両方に塗ります。
接着剤を塗っていたら思いつきました。
この塗布作業であれば、私が見ていればオーナーにもやってもらえるかもしれない。
自分のバイク製作に自分も直接関われる、というのはオーナーにとって喜ばしいことであればこれもサービスの一環として一考してみる価値はあるかもしないですね。
接着の塗布が終わったら、大きいプラモデルを組むように、
ラグにパイプをはめ込みながら治具にセットしていきます。
セットが終了したら、改めて図面の寸法と確認。
OKなら接着部に加熱器をかけて、接着剤を硬化させれば焼き上がりです。
ようやく全貌を表しましたKさん。