職人マツナガ通信

11月26日

タイムトライアル用電動レバー。
シマノのドロップバー用の電動メカをタイムトライアル用に変更というご依頼を受けました。
DHポジションをとるためのエクステンションバーに電動スイッチを取り付けるのですが、
電動スイッチ本体の長さが結構ながいのでエクステンションバーの握り部分をカットしてつけなければ、
ニョッキリ、クッキリ、伸びきった鹿の角状態になってしまいます。
そこで、メカニック吉田思い切りよく、バッサリとエクステンションバーの先を切ったのですが、
スイッチの取り付けしろが異形で、もともとまん丸穴用にできているスイッチのとりつけ構造では取り付けることが不可能。
はてさて、困った。
吉田と相談して、まず0.2mm厚のアルミ板を円筒状にしてスイッチの取り付けしろにまいてみる。
どうしても動いてしまいしっくりこない。
そこでまた相談。
円筒状のパイプをエクステンションバーの内側に接着しようということに。
ハンドルのエッジがちょうどいい外径&内径でしたのでそれをちょうどいい長さに切って、
フレーム用の接着で接着、さらに中でそのパイプが動かないようにくさびの役割をするピンをつくって接着。
それを吉田がきれいに仕上げてスイッチをセット。
必要十分な長さの、みてよし、握ってよしのタイムトライアル使用のバイクのできあがり。
めでたし、めでたし。

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