職人マツナガ通信

10月19日

MさんのプロジェクトM、図面ができたら、
お次は材料選びです。
パイプ仕様ですが。
ご希望が、今乗っているバイクより、踏み出しをよくする。
それと、体型から、メイン三本カーボン+シートステーカーボンでいくことにしました。
メインのカーボンチューブは、ダウンチューブに80Tのオーバーサイズ。
シートチューブに80Tのスタンダードサイズ、トップチューブに40Tのスタンダードチューブという配置です。
ちょっと、かたすぎるかなと考えましたが、走る距離が100km以下がほとんど、ということで、
踏み出し重視というコンセプトでいきます。
チェーンステーのクロモリ材ですが、これも22.2ΦX0.7tか22.2ΦX0.8tかで迷いました。
ここも踏み出し重視ということで、0.8mm肉厚のものでいくことに。
クロモリのラグパートの肉厚も、0.8mm厚にするか0.9mm厚にするかで迷います。
ロングライドするのであれば、0.8mmでいくのですが。
今回は、ヘッドチューブに接続する、トップチューブとダウンチューブ側のラグを0.9mm厚に。
それと、BBに接続するダウンチューブ側も0.9mm厚。
それ以外は0.8mm厚でいくことにしました。
材料が決まったら、いつものように、自分の手で材料を取りだしていきます。
いつも書きますが、この手に取るという行為が大事で。
オーナーがこのバイクを乗った時を想像しながら、材料をだしていくと、
時々、ちょっと引っかかるところがあったりします。
そすると、改めて、材料を見直します。
今回はOKですね、これでいきます。

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