職人マツナガ通信

2月17日

設計。
スタッフサカマに聞いたところによると、
彼のでた自転車専門学校では、フレーム作りの実作業は教えてくれるが、
フレームの設計のやり方は教えてくれないらしい。
ボクがどうやって学んだかというと。
やはり師匠である、アマンダスポーツの千葉洋三氏によるところが大きい。
アマンダスポーツでつくっているスタンダードフレームの各サイズの図面をもとに。
日々仕事をしながら、疑問点を千葉師匠に聞いて勉強をしていきました。
ハンドリングの性格を左右するトレールという数値も、参考にはしますが、車輪半径が変わると、変わってきてしまう数字です。
700Cでも20cのタイヤと25cのタイヤをつけると、車輪半径が変わるので、当然同じフレームでもハンドリングが違ってきます。
あとは実際に作ったものの、ライダーからの評価や、
自分でのってみての評価。
そういうものの積み重ねで、今があります。
こういうことは、黙っていっても誰もおしえてくれないので、
やはり自分で勉強をして、疑問点をみつけて、クリアをしていかなくてはならないことでしょう。
ボクは自転車は乗ってなんぼのものなので、しっかりした基本設計が必要と思っています。
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