職人マツナガ通信

1月25日

ボクの体感では、この冬一番の寒さと思われる今日も、
元気な皆さんが、SRM(http://www.sbtm.jp/lounge/srm.htm)に20名近く集ま
りました。
ヘルメットの下にヘッドキャップをかぶっていても、
寒風で耳がひりひりする寒さ。
みなさん、ホント、すきなんですね~。
でも寒い分空気が澄んでいるので、
とてもキモチがいいサイクリングができました。
途中問題発生!
軽量カーボンピーラーをつけているヒトのピラーが、
何と折れてしまった。
とりあえずなんとかお店にかえり、さて修理。
まずはフレームに残ってしまったピラーの残骸とり。
最初のはめあいが結構きつかったので、
ちょっとさわったくらいではびくともしない。
可能性のある方法を順繰りとやっていくしかない。
いろいろやってみたが、
最終的には、折れてしまったピラーの内径ピッタリに、
アルミの棒をを削りだし、
その表面に引っかかりをつけて、
それをピーラーに差し込み、
アルミ棒ごとピラーを引き抜く。
フ~、うまくいった。
次は、かえのもの。
ポジションをだすために、
どうしても同じものを使いたいというオーナーのリクエストに答えて、
同じピーラーに補強材をいれることに。
一番応力がかかるシートピン付近の位置に、
ピラーの内側に補強のチューブを接着。
さらに、シートクランパーを、現行のものから、
一点に応力をかけないクランパーに変更。
ただ、このフレームのクランパーは特殊径のため、
そのままでは使えず、
これも、径をあわせるために、0.9mm肉厚のスペーサーを作る。
これで、オーナーにとって使い勝手のいい道具ができました。
道具って、本来は買ったままの状態で使っていたら、
100%性能を引き出せるものではないのかもしれませんね。