夏休みの思い出。
土曜日はいつもネタがないのでこんなおはなし。
以前は、夏休みはいつも、
南の島や山の麓や海、
国内外問わず一人でふらりと旅行してました。
とかく、一人で行動しているとどこでも好奇の目で見られ勝ちです。
海外のリゾート地で、
毎晩一人で夕食を食べていると、
ボーイに、”なぜ一人で来ているの”
なんて野暮な質問もされるし、
手提げバック一つで入国審査受けると、
”おまえホントに観光にきたのか”
とか、必要以上に荷物検査をされたりとか。
極めつけは、
貸別荘で家宅捜査を受けたことでしょうか。
その夏は、能登半島の先端の海っぺりの貸別荘をかりて、
自転車やカヌーを持ち込んで、
毎日自由気ままに楽しんでました。
そんなある日、”ピンポン”とドアベルがなったのです。
こんなところに知り合いはいないし、
はて、誰かな、と思いながらドアを開けると、
そこには刑事さんが立っていた。
入ってくるやいなや、
随分と靴があるけどホントに一人なのと怪しまれ。
(バイクシューズやらカヌーブーツやらトレッキングシューズだとか
およそ一人とは思えないくらいのシューズが置いてありましたが。)
靴のサイズが随分小さいけど、ホントに君のなのと疑われ。
(ボクは23.5cm)
挙げ句の果ては、トイレ、風呂場、押入の中まで家宅捜査を受けました。
その時点でかなり不機嫌になっていたので、
当然非協力的な態度に。
こちらは、結局わけも分からずされるがままにされても怪しいものがでてこないの
で、
諦めて帰っていきました。
旅行先では、日常から遠ざかるために、
テレビや新聞は殆どみなかったので知らなかったのですが、
ちょうどこの時期に、
オウムに被害をうけた弁護士一家がこの近くでみつかったのでした。
とういうわけで、
ボクはその一派ではないかと思われたらしいのです。
でも、こんなことはあっても、
負け惜しみではなく一人旅ってのは楽しいですがね。