真っ赤なコルナゴに一目惚れしたレディースライダーのバイクの組立。
クランクはもちろんコンパクトクランク。
しかし、困った問題が一点。
コルナゴのフレームのフロントメカは直づけタイプ。
50Tまでなんとかなるが、
48Tまで小さくするとフロント変速機とギャ間の隙間があきすぎて、
変速性能がおちてしまう。
男性ライダーなら50Tでなんとかなるが、
今回は初心者の乙女、なんとかせねばならない。
今までも台座をけずるとかやってきたけれど、
いまいちスマートさにかけた。
でも、今回やった加工はなかなかよさそう。
直づけフレームユーザーには朗報かも。
しかし、これも荒技なので、加工から組み付けまで、
SBTMでしか出来ないシゴトですね。
イタリア就職記 (13)
とにかく、仕事をさせてもらえるということを約束してもらい帰国しました。
帰国後も休む間もなく、
第一の問題になった就労ビザの取得に取りかかりました。
面接では、日本のイタリア大使館でなんとかとれるとはったりをいいましたが、
まだ、この時点ではビザに関しては真っ白な状態でした。
自分としてはイタリアでただ仕事ができればいいというのではなく、
一前の職人として扱われたかったので、
どうしても正式なビザが必要だったのです。
ビザの取得と同時に、P氏との契約書も制作しなければなりません。
契約書の作成は、P氏側にまかせました。
こうして、イタリア大使館詣でがはじまりました。
9月まで3ヶ月はあるのでどんなに大変でも時間的には余だろうとかんがえていまし
たが、
大変あまい考えだったようです。