職人マツナガ通信

9月27日

毎日いろいろなおシゴトが飛び込んできます。
今日はボトル台座のつけ直し。
ちょっと、不注意でこわしてまったボトル台座を、
荒技でつけ直します。
本来なら、製造メーカーか輸入代理店がやるべきシゴトなのでしょうが、
そういうサービスをしているメーカーは、
ほとんど聞いたことがありません。

ネジを締めすぎて台座が空回りしてしまってます。

荒技を使って、なんとか空転してましっているネジと台座を取り除きます。
このように、塗装の上がっているフレームでの作業は、
作業で傷を付けないようにするのに、
すごく神経を使います。
上手くとれました。

下穴の状態にしたところで、
あたらしいボトル台座をリベット接着します。
これはボクのオリジナルフレームにつかっているものを使いますので、
オリジナルよりよくなったと思います。

こういう補修ができるのも、
SBTMで買って頂けるメリットの一つと思います。

フレーム製作の方は、
まとまった時間がとれなくて、
本日はなしです。
フレーム製作は、集中しなければならないので、
気持ちと時間に余裕がないといいシゴトができないもんで、
すみません、Yさん。

イタリア就職記 (40)

こうして、ミラノショーへ出すべきモノができあがり、
ボクもP工房のスタッフの一員として、
11月のミラノショーへ参加しました。
ミラノショーは当時は二年に一回(現在は毎年)ミラノの国際展示場で開かれる、
自転車とモーターバイクの展示会です。
各メーカーは、このショーに向けて新製品を発表してきます。
そして、バイヤーも国内外から多数集まり、
翌年に向けての商談が開かれる場になっています。
ボクも、ブースの設営作業から手伝いましたが、
他のスタッフも普段とはちょっと違って興奮気味で、
お祭りのような雰囲気でした。
実際に、同業各社が一斉に顔を合わせるので、
ビジネス会場の裏では、旧知の知り合いにあっては、
楽しそうに話をしてました。
この後日本でのサイクルショーにも参加しましたが、
雰囲気はそっくりでした。

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