職人マツナガ通信

4月15日

今日は、オーダーフレームのための採寸シゴト。
まずは、オーナーの身長、股下、腕、を計測して、
次に今乗られているバイクのポジションを計測します。
ここで、ボクの持っているデーターででたポジションと、
現在使用しているバイクのポジションの数字とをくらべて、
オーナーと話し合いながら設計をしていきます。
今回のオーナーは、少しサドルが高めで前乗り気味。
話を聞いていくと、殆ど一人で走ることが多いこと、
一回の走行距離が70km位、ケイデンスが65前後ということから、
結構踏んでしまうペダリングをしていることが判明。
もちろん、このまま今のポジションでも製作することは可能ですが、
オーナーと話し合い、先々を考えてまわすペダリングに変えていきましょうというこ
になり、
現在のポジションをまわせるポジションに変更して、
少しの間のってもらい、その結果によって最終設計をすることに。
こんな感じで、フレームを作る時は、
一方的にこちらのノウハウを押しつけることはせずに、
オーナーの意向をききながら納得してもらいつつ作業を進めます。

製作途中のドッグトレーラーですが、
やはり足回りの部品が入手するのに少し時間がかかりそうで、一時中断。
Kさん、もう少し待ってください。部品が入荷次第製作再開いたします。


浅田監督インタビュー (18)
浅田カントクに聞け!

マ: マツナガ
ア: 浅田監督

ア:うれしいことですか。

マ:うれしかったことでもいいよ。

ア:そうですね、自分がやったことで人が喜んでくれるのが一番うれしいですね。
選手が喜ぶ、スポンサーが喜ぶ、観客が喜ぶ、
そういう人が喜んでくれるところが見れた時が一番うれしいです。
自分は一番最後ですね。

マ:ん~、それ仕事の根元だよね。
それじゃ、つらいことは?

ア:やりがいがないつらさとは違うのですが、
どこにも威張れるものがないというか、強くでれるところがないということでしょう
か。
スポンサーにも、やめますといったら、
ああ、いいよ、といわれてしまうよう立場の弱さというか。

マ:認めてもらえていないということか。
それはつらいね。
自転車チームの専業監督って、おそらく浅田監督が日本では唯一でパイオニアだと思
うんだけど。

ア:そうですね、そう思います。
パイオニアであるという責任は、仕事をしていく上で自らも心がけていることです。

マ:もし、これから監督業をやりたいという人がでてきたら、何かアドバイスある?

つづく