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ワイヤー交換作業 -178走目

簡易オーバーホールでお預かり中のTIME。

納車後の経過年月的にワイヤー交換の時期を過ぎていたのでインナーワイヤー交換の作業をしていました。

シフトワイヤーをカットしレバーから外そうとすると・・・

イヤーな予感

インナーワイヤーのほつれが見えます。

もうこの時点で嫌な予感しかしない・・・。

ワイヤーのタイコ部分を抜き取ろうとすると、やはりレバー内部でほつれてしまっているようで抜けない。

ガンバってワイヤーのタイコ部分だけ引き抜くも中でほつれているからワイヤーは抜けない。

仕方なく反対側をカットして無事抜き取ったんですが、

的中

こうなっていました。

シフトワイヤーはレバー内部でインナーワイヤーを巻き取ることで変速機を変速させています。巻き取る部分とレバーから外側に出す部分はで90度曲がっているため、かなりの負荷がかかっています。

これに気づかず変速させているとほつれたワイヤーが巻き取り機構に挟まってしまったりして変速しなくなりますし、最悪の最悪レバー内部を傷めてしまいます。

走行距離によって交換をオススメしておりますが、走行距離があまり行っていなくとも年月が経っている場合も交換が必要です。

今回の場合は後者。

ちなみにこれをブレーキワイヤーに置き換えると…。

未然に防ぐ為に定期的に交換しましょう!

 

どのくらいでの交換がいるかは距離や年月やご使用状況にも因りますので、まずは1年に1回は自転車の点検にお持ち下さい。

人間の身体測定と同じ感覚です。

自転車のメンテナンスって車やバイクほどではありませんが、意外と費用が掛かってしまいます。

でも、安全に楽しむ・使うために必要です。

それはロードバイク、クロスバイク、MTB、一般車にだって同じことが言えます。

命を預けるものです。

メンテナンスで不明なことがあればいつでもお尋ね下さい!