先週水曜日はわたくし坂間の地元、伊豆のメリダXベースにて新モデル発表と試乗会に参加してきました。
新モデルのおすすめは新しく生まれ変わったグラベルロード、サイレックス400とサイレックス4000です!
これまでもサイレックスシリーズはありましたが、新しいサイレックスは特にグラベル走行に重点をおいたフレームです。
これまでのサイレックスは、オフロード70% オンロード30%という目的のもと設計されていました。
対して新型サイレックスはオフロード80% オンロード20%と、オフロードにより重点を置いた設計に変わりました。
大きく変わった点は、ヘッドチューブ・フォークです。
ヘッドチューブの長さとヘッドアングルの変更
まずヘッドチューブがこれまでの設計よりも短く変更されました。
アイコニックな長いヘッドチューブが短くなったことで、ロードバイク然としたフォルムに変わりました。
また、ヘッドアングルがこれまでよりやや寝かせた角度が変わりました。
以前のサイレックスのヘッドアングルは71°でしたが、これが新しいサイレックスでは69.5°に寝かせています。
後述しますが、タイヤの太さがこれまでよりも太いタイヤを装備できるようになったこととあわせ、よりオフロードでの安定性を向上させています。
フォークブレードの長さ変更
ヘッドチューブが短くなったことで、フォークブレードを長く設けることが出来ます。
フォークブレードを長くすれば、装着できるタイヤもこれまでより太いものを選べます。
最近のグラベルロードは主に700×42~47cのタイヤを採用しているものが多い印象です。
これに対し旧サイレックスの最大タイヤ幅700x38cと細めでした。
オンロードを加味したものと思いますが、最近のトレンドからは外れていました。
フォークが刷新されたことで、新しいサイレックスは最大で700x45cのタイヤを取り付け可能です。
ヘッドアングルの変更、取り付け可能なタイヤの太さが変わったことでグラベル走行がこれまで以上に安定したものなったのです!
ちなみにメリダのエントリーグラベルロードにあたるサイレックス100は変更されていません。
こちらのみ継続モデルのためフレームも変更されていません。ご注意を。
実際に乗ってみて
じゃあその威力はどうなのということで。
メリダXベースそばにあるオフロードコースやオンロードコースにて試乗いたしました。
試乗したバイクは先述のサイレックス400、サイレックス4000です。
サイレックス400のアルミフレームも4000に倣い設計が変更されています。
はじめに乗ったのはサイレックス400です。
以前のサイレックス400も試乗したことはありますが、すみません正直覚えていないので比較はできませんが…。
とにかく目立った安定感。
低速で走ってもそこそこ速度を上げて走っても怖さはありませんでした。
オフロード走行経験がほぼ全くない中怖さを感じなかったので、バイクの安定感と言えるのかなと思いました。
アルミフレームですが700x45cのタイヤが装備されていることで、想像以上に乗り味も良かったです。
ただし、オンロードでは重さを感じました。
そのあとに乗ったサイレックス4000。これが非常に良かった!
グラベルロードを軽くそこそこスピードも出して走るならカーボンフレームがマストかなと感じました。
安定感はサイレックス400と同等ですが、とにかく軽い。
オフロードですのでオンロードを走るより体力も脚力も使います。
そこに対してのカーボンフレームは効果てきめんでした。
おまけに細かな振動もカットしてくれる。
オンロード走行でもロードバイクには負けるものの軽い乗り心地だったし、ハンドリングのだるさみたいなものも気にはなりませんでした。
オンロードへの比率を増やすならやや太めのタイヤに履き替えるのもありなんでしょうね。
細いタイヤで乗ってみたいです。あー、ちょっと無茶言って乗ればよかった…反省。
カーボンフレームはサイレックス4000とサイレックス8000がラインナップされていますが、違いはステアリングパーツやコンポーネント、ホールのため、フレームの中身は同じサイレックスⅡCF2カーボンフレームです。
サイレックス4000のコスパの良さが光るわけですな。
グラベルコースを探そうとするとちょっと大変ですけど、オンロードコースを走りながらたとえオフコースが出てきても気にせずに突っ込めると考えるとおいしいですし、いざオフロードに行くときは目いっぱい楽しめる!
ロードバイクと違うベクトルでいろんな遊び方が出来る点はグラベルロードならではです。
インスタにも書いたのですが、僕も前からグラベルロードは欲しいと思っていました。
断然スチールフレームのグラベルロードを買ってキャンツーをしたいと思っていたのですが、サイレックス4000を買うのはめっちゃありだなーと感じた試乗会でした!
ロードバイクのラインナップは基本的に変わりません。
11速105の油圧ディスクブレーキが採用されていたスクルトゥーラ4000、スクルトゥーラエンデュランス4000、リアクト4000は最新の105にギア変更がなされている点と
チームモデルのカラーに新カラーが登場したことが変更点です。
店頭にあるの旧105採用のロードバイクとサイレックス400は現在セール中ですので、お買い得に入手したい方はぜひこちらもご検討ください。