スタッフブログ

ベースレイヤーは重要 -80走目

サイクリングをするとき、中に着るベースレイヤー、つまりインナーは非常に重要です。冬場は発汗効果と保温効果、夏場なら吸汗発汗効果を期待できます。

インナー選びで重要な点は大きく2つ。

  • 素材
  • フィット感

これについてちょと書いてみようと思います。

素材

僕はロードバイクに乗り始めたのがちょうどこの時期でした。1番はじめは専用ウェアを着ることは考えていなかったので、ボトムスだけはビブを履いてその上からハーフパンツを履き、トップスはランニング等に使われるポリエステル系生地のウェアなどを着ていました。インナーの重要性を全く分かっていなかったので某量販系服屋さんのいわゆるヒートテック系インナーを使いました。走っているときは確かにそこまで気にならないんですが、立ち止まった瞬間に汗がドッと出てすぐに汗冷えしたことをよく覚えています。普段使うインナーは保温効果はあっても発汗効果がありません。冬場で普段生活する分に汗なんて普通かきませんからね。一般的なインナーには綿素材とポリエステル系素材の混合生地で出来ているものが多く、その綿は特性上、吸汗作用が高く発汗作用がほとんどないため吸うだけ吸って終わりとなってしまいます。

冷えてしまうと当然今まで動いて身体がスムーズに動いていたところから筋肉が固まり動きが悪くなります。当然怪我のリスクが増えたりまた身体を温めなおす必要が出たり、何より寒いはずです。そこでその次に購入したものがスポーツ用インナーですが、自転車専用のものではないタイプです。日本語表記で下鎧とでも言いましょうか。確かに温かく且つ汗冷えもしにくくなりました。しかし、自転車には他のスポーツと根本的に違うモノに乗って人間が動くという動作があります。通常のスポーツでは人間が直立または前傾姿勢とりますが、スポーツバイクの場合常に前傾姿勢のまま動くことになります。そこで重要となるのが身体へのフィット感です。

フィット感

ただ身体にフィットすればいい、サイズが合えばいいというわけではありません。自転車用のトップスは大抵背中側の裾が少し長めに作られています。前傾姿勢をとり続けるので通常のウェアだと裾が足りず背中・腰が露出してしまうからです。したがって自転車用のトップスはインナーもアウターも全て背中側の裾が長めに作られています。コレが保温効果などを最大限に発揮させてくれる1つです。また、自転車に乗っているときに一番着心地が良いように設計されているベースレイヤーが多く身体・筋肉の動きをサポートしてくれます。これによりサイクリングをより快適に行えるようになります。先述した某下鎧メーカーのインナーは確かに暖かく発汗機能もあるけれども、乗車姿勢を取ると当然背中側はずり上がり、腹側と腕周りはちょっとダボついていました。ベースレイヤーに関しては着たときにタイトだなと感じても走っているときはさほど気になりません。むしろより高い保温効果と発汗効果を得られます。

自転車用のベースレイヤーを着ていただければ確実に普段使いのインナーを着て走るよりも快適に楽しく走れると思います。それは僕が実感しています。僕は長く走ることが好きなんですがしょっちゅうコンビニに寄ったり休憩所においしそうなものがあったりするとすぐに立ち止まります。走って止まってが多いので体温の上下がおそらく激しいはずです。自転車用インナーに変えてからは汗冷えする、ということは全くなくなり快適にサイクリングを楽しめています。

年末年始のライドで新しく購入したMAVICのベースレイヤーCold Ride+を使用しました。コレはメリノウールが採用された保温効果の非常に高いベースレイヤーです。メリノウールは羊の毛を使った素材で抜群の保温性能と吸湿性能があります。と、コレだけ聞くと汗冷えしやすいんですが、メリノ素材の配置とポリエステル素材の配置を適所に配置し、メッシュ素材を採用することで蒸れを防いでいます。日中のライドならおそらくCold Ride+を着てウィンタージャケットを着るだけでもたぶん充分、朝方や夜に走るならもう1枚くらい何か別のものを着ることがオススメです。ちなみに1日に走ったとき、天気が良すぎて日中は暑くさすがに脱ぎました。笑

気になる方、ぜひご相談下さい♪