クマさんのバイク専科

週末ライド用の貸し出しバイクを用意しました!

週末の土曜日のつくばでのマジカルミステリーツアーに参加する、Nディレクターへの貸し出し予定のバイクに取り付けるホイールを選んで用意しています。プロジェクトMは8年間休眠状態だったので、そのままショップでオーバーホールとなりました。土曜日に走るのでバイクの貸し出しとなったわけです。ピナレロの旧モデルのプリンスで、前三角とチェーンステーがアルミ合金で、シートステーが独特の曲がりを持つオンダのカーボン、フロントフォークもオンダのカーボンです。

 

コンポーネントはスラムレッドのeタップ装備で、ホイールはカンパニョーロの後輪のボーラ50mmと前輪にハイペロンを用意しています。eタップに対応するスプロケットは11段です。8年ぶりのロードバイクでのライドなのでスポロケットも大き目の方がいいと思って超ワイドのものをセットしました。ボーラ50mmにはカンパニョーロのフリーボディが付いているので、フリーボディの交換が面倒なので、そのままにして、カンパニョーロの11段スプロケットを取り付けました。

 

ちなみに、メーカーの公式発表は聞いたことがありませんが、11段スプロケットはシマノもカンパニョーロもスラムも歯先間隔が同じで、インデックス変速しますし、事実上の互換性があります。スラムレッドのe タップのワイヤレス&電動メカは、もちろんインデックス変速システムで、シマノやカンパニョーロの11段スプロケットと互換性があります。スプロケットをホイールに取り付けてホイールを組み付けて、インデックス変速の同調を確認して貸し出しバイクの準備完了です。

 

あっ!、いけない、eタップは加速度センサーが変速機に組み込まれていて、前後変速機共通の専用電池をバイクに取り付けたまま移動すると、自動的に電動メカのスイッチが入ってスタンバイ状態になって電池を消費するので、取り外してのクルマでの移動が推奨されていたので、専用電池はサポートカーのカゴのなかでした。しかも、しばらく充電していませんでした。専用のチャージャーを用意して、約2時間でフル充電して、リヤ変速機とフロント変速機に取り付けておかなくちゃ。電池を忘れたら電動メカ装備のバイクはシャレになりませんから。eタップの専用電池は取り扱っているショップでも、ストックがある可能性は低いですから電池忘れに注意しなくては。

 

ブレーキレバーのブラケット内のボタン電池は、変速レバーを操作したコマンドを、リヤ変速機やフロント変速機へワイヤレスで飛ばすためのものです。1年目なので寿命はきていないと思います。でも、心配だから確認してみます。できればラバーフードをめくって、ドライバーでフタを開けて電池交換しておこうかな。タイヤはチューブラータイヤでヴェロフレックスのクリテリウムなので、取り扱いはけっこうデリケートで、空気を入れてタイヤサイドやトレッドゴムの傷や穴をチェックして、傷があったら新品に張り替えます。

 

そうだ、フロントホイールのエアロスポークに、サイクルコンピュータ用のマグネットを取り付けなくては。シマノのネオジムマグネットをいつも使っているので、センサーのマグネット通過位置にぴったり合わせてセットして、外れないように瞬間接着剤で固定しておきます。これで今日の準備作業は終わりかな。いやいやまだ交換作業がありました。ピナレロにセットされているサドルが借り物のセライタリアのフェラーリでした。これを20年以上前に製造されていたセライタリアのターボマチック2に交換しておかなくちゃ。ステムはトップチューブ535mmあるし、久々のロードバイクだからアップライト気味でグリップ位置を近くしたいので、少し短目でいいかな。

 

自分のバイクにセットしている前輪のジョバン二の木リムホイールも、走っていてダンシングしたときなどに、エアロスポークの部分的な緩みを感じています。5ヶ月くらい前に修正作業したので、そろそろ振れ取りしなくては行けない時期なのかも。振れとり台とホイールセンターゲージと、木リム専用の真鍮製のロングニップルの角を傷めないように、いちいちニップルに合わせるのが面倒ですけど、パークツールのアジャスタブルニップル工具で作業しなくては。

 

土曜日にN ディレクターはこのパリで走って電動メカの変速のウムーズさに感動していました。モーターで強制的に動かすわけですから素早くて当然ですけど、これをちょい乗りでなく体験したら、電動メカなんかいらないよとか、導入しない理由を色々並べて、アレルギーのあった人も、シフトケーブルで変速操作するメカニカルへ戻れなくなります。あっ!、この瞬間に素早く変速できたらいいのになという思いを、電動メカはいとも容易く実現してくれます。ではでは。