昨日はピナレロの2020年モデル展示会に参加してきました!
なんと言っても今年最大のトピックはF10に次ぐDOGMA、F12の登場です!
最高傑作と言われたF10のリリースから早2年半。
当時の技術者がもうこれ以上のブラッシュアップは難しいと話したF10が更なる改良を果たしF12となります。
F10からの大きなアップグレードは、エアロダイナミクスの向上です。
・ブレーキ、シフトケーブル類をほぼすべてフレームに内蔵化することが可能となります
・ヘッドチューブやフォークをはじめとする部位の形状見直し
など、非常に細かなところで削減することで7.3%の抵抗削減に成功し、時速40km/hでの走行中に8Wのパワーセーブに役立ちます。
インスタグラムにアップした写真を見ていただくと分かりますが、リムブレーキモデルではフロントブレーキのみ外に出るものの、それ以外はすべてフレームに内蔵されます。
リムブレーキのリアブレーキケーブルやメカニカル式のシフトケーブルを含むケーブル類をステムまたはヘッドパーツからフレーム内部へ内蔵化することが可能となりました。
ディスクブレーキモデルに至ってはハンドルの下には何もケーブルが出ません!
同時発売されるmostのステム一体型ハンドル、新型タロンウルトラを使用することでこのように組付けることが可能です。(フレームと別売です)
また、一般的なステム及びハンドルでもフレームに付属する内蔵化パーツを使うことで、ステムとハンドルの下にケーブルが出るものの、フレームに内蔵することは可能だそうです。
この内蔵化のためにヘッドチューブベアリングを大型化し上下1.5”のヘッドベアリングが採用されています。
ハンドルを切ったりポジションを変更してもケーブル類に抵抗が出ないよう、付属の専用パーツには工夫が施されています。
この大型化したヘッドベアリングを受けるヘッドチューブは整流効果を増すために形状が見直されています。
いかにも「ここを空気が通るんだ」という構造です。
フォークブレードにも注目です。
F8からF10への改良時も見直されたフォークですが、さらなる整流効果を生み出すためにブレード幅が広げられました。
ボリュームアップしたフレームですが、フレームセット重量はF10と同一だそうです。
またレース機材として剛性に対して乗り心地も見逃せません。
実際の乗った雑誌記者の方によると、F10よりも「塊感が薄まった」そうです。
剛性が落ちた、という意味ではない意味で、「マイルド」な乗り味だそうで、レースだけでなくロングライドで乗る人にとっても乗りやすいであろうフレームだそうです。
ブランドによってはハイエンドモデルは3~4サイズのみの展開となるケースも目立ちますが、ピナレロはハイエンドだろうとエントリーだろうと関係なく細かなサイズ展開があり様々な体形の方にマッチします。
最も小さなサイズでは42、大きなサイズでは57.5です。
ご注文の際は当店にてお体を測定しフレームサイズを確認いたしますのでお任せください!
新製品発表会では「最新の自転車はシルエットにするとどれも同じにしか見えない」という話がありましたが、ピナレロのバイクは黒塗りシルエットにされても一瞬で「ピナレロ」と分かります。
機材として乗る楽しさがある一方で、所有欲をも満たす美しさをもちます。
これぞイタリアンバイク、これぞピナレロ!と体感できることでしょう。
当店では明日から早期受注キャンペーンを開催予定です。
ぜひこの機会にイタリアンレーシングバイクをご堪能下さい!