現状唯一のワイヤレス電動コンポーネント、スラム レッドのe Tap。
2 x 11s対応のロード用コンポーネントです。
Di2やEPSと異なり取り付けるフレームの新旧を問わず付けることが出来、さらに直観的なシフト操作が可能で人気があります。
古いモデルのフレームの場合、電動化に対応するための穴がフレームに開けられていないことがあります。
この場合外線配線をするかフレームを加工する対応が必要となります。
e Tapの場合ワイヤレスでシフトケーブルの配線は当然ながら一切ありません。
リアディレイライーがマスターパーツとなっており、これを中心にフロントディレイラーと左右レバーとがワイヤレス連動するように出来ています。
ちょっと古いフレームで穴もそうそう開けられないけど電動化したい!というときにお勧めです。
変速操作は右レバーのシフトスイッチを押すとリアディレイラーがシフトアップ、左レバーを押すとリアディレイラーがシフトダウン。さらに左右変速スイッチを同時操作するとフロントディレイラーが動く仕組みです。
右を押せばスプロケット右側に変速、左を押せば左側に動くのでアメリカブランドらしい合理的な変速システムです。
昨日ご紹介したグループセットは、
- 左右レバー(ブレーキケーブル付属)
- フロントディレイラー
- リアディレイラー(スプロケット最大32T対応)
- 充電器
がセット内容です。
現在シマノ11速の105やアルテグラを使用中なら上記パーツと消耗品(チェーンなど)を交換するだけで使うことが可能です。
もちろん、軽量さが人気のスラム レッドやフォースを使ってフルスラムにするもありです。
すでに6800系アルテグラと併せてご使用されている方も多いですよ。
e Tapではありませんが電動コンポーネントを使っている身としては、自信をもってお勧めできるパーツです。
なんたって変速が楽です。
ロングライド中の変速回数って距離が長ければ長いほど鰻登りに増えていきます。
実はこれが結構なストレスになるのでそれを電動コンポーネントで解消してあげれば今よりもっと楽に長い距離を走ることだってできます。
今回はe Tapの紹介ですが、Di2にはDi2のメリットがあります。
どんな変速システムがいいか選べる時代ですので、よりライドスタイルにマッチしたものを選んでみてはいかがでしょうか。