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105にDi2が登場です -534走目

シマノのロードバイク用コンポーネント、105にDi2が登場です!

正確でストレスのないシマノの電動変速システムDi2(Digital Integrated Intelligence)。

これまではアルテグラとデュラエースのみにラインナップされていました。

アルテグラでもパーツ代総額約28万円と高級品です。

105のDi2では基本性能はデュラエースを踏襲し機能を絞り込み価格を抑えることで、よりDi2が身近に感じるようになりました。

僕も1つ前のモデルですが滑らかな変速と手首に負担のない変速が好みでメインバイクではDi2を使用しています。

特にシマノの機械式STIレバーの捜査において負担のかかるフロント変速。インナーからアウターにシフトアップするときはレバーを奥まで押し込む必要があり、手首には負担がかかります。特に昨今のスポーツバイクではシフトケーブルがハンドル内部やフレーム内へ内装されるものが多く、インナーケーブルに抵抗が出やすく、より変速時のストレスがかかってしまいます。エアロ効果や見た目のすっきりさを狙ったものですが、もっとユーザー&メカニックフレンドリーであってもいいのになと…。

という話はおいといて。

Di2にすることでシフトケーブルの抵抗感なんてものはまったくもって関係なくなります。

ついでに、ディレイラーハンガーを傷める・パーツが消耗することを除き、基本的に変速のインデックスがずれることはありません。

また、油圧ディスクブレーキ用の機械式STIレバーのデメリットである頭でっかちなレバー形状と重さもDi2にすると解消できます。

手の小さい方から握りにくいと言われる油圧ディスクブレーキ用のSTIレバー、105のレバーST-R7020はペアで610gです。それに対して105Di2のレバーST-R7170はペアで423gです。レバーを変えるだけで200g弱軽量化できること、ハンドルという高さがあり突起した位置につける重量が軽くなるのでハンドルコントロールやダンシングが容易になります。

Di2の場合、ディレイラーを動かすためにメインバッテリーを取り付けなければいけないので、全体的な重量で行くとおそらく軽量化にはなっていないと思いますが、レバーに関しては大いに効果があります。

デュラエースST-R9270とアルテグラST-R8170の油圧ディスクブレーキ用レバーのバッテリーは左右レバーにそれぞれコインバッテリー1つ搭載ですが、105Di2のレバーST-R7170はコインバッテリーがそれぞれ2つの搭載です。走行距離や変速の回数などにもよりますが、アルテグラとデュラエースの変速レバーのコインバッテリー交換は1年~1年半と言われています。105Di2では約4年間コインバッテリーを交換せずに使用できるそうです。これに伴いレバートップのスイッチはなくなったようですが、コインバッテリーを頻繁に交換するのってめんどくさいよねっていう部分を解消できていて素直にいいなって思いました。

上位グレードと比べたとき、105のDi2レバーでは出来ないことがいくつかありますが、その分上位グレードに出来ないことが1つあります。

それはロードバイク用のカセットスプロケットとしては初の11-36Tの登場です。

フロントギア52-36Tとあわせてもインナーローで1:1のギア比を実現できるので、とにかく幅広い使い方出来ます。

どうしても坂がツラい…というときには50-34Tに11-36Tを合わせると1:1を割り、ロードバイクのギア比としては非常に軽いギアで完走率も上がりそうです。

ギア比が軽すぎると速度は出ませんが足を着かずに登坂することは出来そうですよね!

 

俗にいう「105を選んでおけば間違いない」という考え方の元では随分と値段が上がってしまった、という見方になりますが、「よりDi2が手に届きやすくなった」という考え方においては本当に近いところまで来てくれた、という見方が出来ます。

Di2自体は自分でも使っていてその良さをよくわかっているのでもっと多くの方に使っていただきたかったので、ロングライドでももっと気軽にDi2を使える時代になってきた!と思います。

詳細な価格などに関してはまだ情報が届いていない(メディアには届いているようですがショップには来ていないです。おこ。)のでもう少しお待ちください。

シマノの105Di2紹介ページを下記に掲載しますので、覗いてみてくださいね!

シマノメーカーサイト:シマノ105Di2紹介サイト

サイクルスポーツの105特集:【速報】令和初の105はDi2&12S化でよりフレンドリーに 105 Di2発表!